ホーチミンからハノイまでベトナム南北縦断の旅 11日目

朝ごはんは庶民的レストランでCháo Luon(うなぎのお粥)。うなぎはやはり美味です。ホテル前でピックアップされワゴン車でパラダイスケイブとフォンニャ洞窟ツアーに参加しました。今回は奇遇にも参加者の半分以上が日本人でした。こんな事はとても珍しいみたいです。
ワゴン車に揺られること約1時間、フォンニャ=ケバン国立公園が見えてきました。パラダイスケイブとフォンニャ洞窟、ダークケイブの全てがここにあります。
別名ティエンソン洞窟とも呼ばれるパラダイスケイブの入り口に到着です。ここから電動カートで移動した後、山道を10分程歩きます。
パラダイスケイブは想像以上に広く、策で囲われ整備された通路は1kmあります。この通路の中でしか歩き回れません。専門のガイドがいれば別のルートを観光できるようです。
ライトアップの色はカラフルではなく、鍾乳石のそのままの色が分かるように配慮されています。壮大な自然を味わう事が出来ました。
パラダイスケイブの特徴は多様な形をした石筍があることです。そして空間の広さです。
鍾乳石とは洞窟の壁や天井からつらら状に垂れ下がるものを指します。石筍とは洞窟の天井の水滴から析出した物質が床面に蓄積したけのこ状に伸びたものを指します。
天井から垂れた鍾乳石
まるで異世界に迷い込んだかのようです。
自由散策時間は約1時間程で、見学が終わったら昼食場所へ向かうためパラダイスケイブを後にします。ここでフォンニャ洞窟へ行く人と、ダークケイブへ行く人で分かれます。私以外の日本人は全員ダークケイブへ行き、フォンニャ洞窟へ行くのは私含め4人になりました。
ツアー会社の人からおやつを配られました。ナッツを固めた甘いせんべいのようなお菓子で、甘すぎず美味しかったです。
昼食はフォンニャ洞窟がある敷地内のレストランで団体の食事です。参加者の1人がベジタリアンでしたが、その対応もしてくれるようです。
食後は船に乗ってフォンニャ洞窟へ向かいます。参加者が4人なので別のツアーグループと一緒に同じ船に乗る事になりました。
フォンニャ洞窟は川の水が山を削って形成された洞窟で、手漕ぎで移動します。漕ぐ人は大変ですが、エンジンを使わないのは良いですね。
洞窟の中はパラダイスケイブ程規模はないものの、川がある事で異なる趣があります。
一番奥までは船で進まず途中で引き返します。洞窟内の船着き場で降りて観光するようです。
フォンニャ洞窟の特徴は規模はないものの、策で囲われた通路がない事です。好きに歩き回れるし写真に策が映らないし、触ろうと思えば鍾乳石や石筍に触れる事が出来ます。また地面が砂になっており、本物の惑星にいるようです。
パラダイスケイブを見るとフォンニャ洞窟がつまらないと感じる人がいるようですが、私はフォンニャ洞窟の方が好みでした。
戦争中はフォンニャ洞窟を始めこのエリアにある多くの洞窟が病院や武器庫、防空壕として使われていたとのことです。
この青い鍾乳石は、青くライトアップしていませんでした。
洞窟の出口に到着。ここから再び船に乗り、レストランがある所まで戻りました。
ワゴン車に乗りダークケイブへ向かった日本人ツアー客と合流すると、今日のツアーは終了です。朝ピックアップしてもらったホテルで降ろしてもらいました。
ドンホイ駅でハノイまでの乗車券を買います。上下2段のソフトベッドで下段の座席を購入しました。値段は709×1000VNDとお高めです。なにせ一番お高い座席です。
列車が来るまで近くのZippo Coffeeで暇つぶしをしてました。コンデンスミルクたっぷりのコーヒーはお子様な私でも美味しくいただけます。
列車が来る時間になったので乗車しました。4人部屋でしたが利用客は向かい側下段の1人だけでした。ホーチミンから仕事で来ているらしく、色々ベトナム語を教えてもらいました。そういえば今までベトナム語を1つも知りませんでした。
夕食がまだだったので食堂車に行くも、タイミング悪く職員の食事タイムと重なってしまいカップ麺しか食べれませんでした。しかも食堂車は他の車両と異なり凄く揺れます。
部屋に戻り暫くするとお粥の移動販売があり、それでお腹を膨らませました。
ハノイには翌朝到着するので、今夜はこのまま就寝です。
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